地域の課題とITの活用
企業等では、積極的に情報の共有や仕事の効率化のためITを活用しています。
また、ホームページやSNS等を活用して広報や企業のPR、商品の販促等にも積極的に取り組んでいます。しかしながら、自治会等の地域の団体では、情報化が進んでいないのが現状です。
ここでは、地域の課題とITの活用について考えてみます。
ホームページを制作する過程で、いろいろ調べていると地域で活動する団体の課題が浮き上がってきました。下記にいくつか取り上げてみました。
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活動員の高齢化が進み次世代の担い手が育たない。
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役員や会員への報告や連絡に手間がかかる。
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会議に参加するのが負担である。(曜日や時間のスケジュール等の調整などで)
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広報誌等の作成や連絡文書等の作成や配布に手間と経費がかかる。
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役員を引き受けてくれる人がいない。
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活動がマンネリ化している。
以上のような意見が多く見受けられました。
ITを活用して課題を解決しようとする取り組みも各地で始まっています。
いくつかの事例を取り上げてみました。
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役員や会員間の連絡や報告にLINEやLINE WORKS(ラインワークス)などのチャット機能やグループウェアー機能を活用している。
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会議にZoomなどのオンラインWeb会議ツールを活用している。(PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスから誰でも簡単にビデオ通話ができる。)
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ホームページを作成し広く情報を発信するとともに、随時、必要に応じ情報を発信することで即時性の高い情報を届けている。(ブログ機能等の活用)
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ホームページで情報発信することで、特定の人たちだけでなく多くの人たちに情報を届けることができる。
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ホームページだと文書の文字数を考えることなく、多くの写真や動画などで視覚的に情報を伝えることが可能である。
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会計の業務等は、無料で使えるのクラウド会計サービスを使用している。
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チラシやパンフレット・ポスターなどの作成にCanvaなどの無料で使えるオンラインのグラフィックデザインツールを使用している。(修正が簡単で再利用ができる)
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ホームページなどで情報を発信することで役員の仕事の内容や業務などに対する理解が進み新しい役員への説明や選出においても効果がある。
一部ですが以上のような事例がありました。